時計が好き!
機械式腕時計って、素晴らしいものだと思うんです。
極論を言えば、機械式のものを着ける理由なんてどこにもない訳じゃないですか。
クォーツに比べて、精度は落ちる、衝撃には弱い、着けないと止まる、オーバーホールにもお金がかかる、欠点を挙げればキリがありません。
数百万する時計ですら、100均のクォーツには敵いません。
ではなぜ着けるのか。もうそこにはロマンしかないわけです。
こんな製品、時計しかないはずです。
もちろん古いからこそ機能が劣っていても価値がある、なんてことは車でもなんでもありますが、新品で同じ目的で使うものなのに、こうも値段と性能が比例しないものを私は知りません。
そして、こんな時代遅れの機械式時計なんて産物に命を賭けている人たちがいます。日々彼らが誇りを持って、情熱を持って、持てる技術を駆使して、超精密機械を作っている。
歯車とぜんまいだけでどれだけの機能を実現できるのか、果てない挑戦に挑んでいる。
そこにロマンがあるわけです。
時計は宝飾品ではありません。どんな装飾にも機能にも合理的な意味があります。例えば文字盤のギョーシェは光の反射を抑える、そのために考えられたものです。結果として、それが美しかったにすぎません。無駄を排除し、機能性を追求した結果としての機能美に我々は心を動かされます。
毎日着ける相棒。
スーツ姿が多い男性にとって、腕時計はその人のアイデンティティを示す唯一無二のものだと思っています。
もちろん着けないのだってあり、クォーツだってあり、そして機械式時計だってあり。
その人の考えが表れているのです。
だから時計は面白いし、大好きです。
それでは。
サイトマップはこちら。
面白かったらクリックしてください~